自立できる子どもに育てる為に大切な「できること」よりも「選択する力」とは?

「あれはやった?」「これはこうしなさい」と、先回りして教える毎日。
子供のために良かれと思って積み上げてきた「できること」が、実は子供の自立を妨げているとしたら……。
自立とは、単に身の回りのことができるようになることではありません。
大切なのは、失敗を恐れずに「自分で決めた」という納得感を持つことです。
子供が一生モノの自信を身につけるための「選択する力」の育て方についてお伝えします。
今回はその初めの一歩を伝えていきますね。
序章:人生のハンドルは、すでに子どもの手の中にある

子どもは、生まれてすぐは「保護」なしには生きられません。
ミルクをもらい、おむつを替えてもらい、環境を管理してもらう。
けれど、そんな100%の保護が必要な状態のなかでも、子どもはすでに「自立」への一歩を踏み出しています。
ベビーベッドの上で回るメリーをじっと見つめ、 「あの中のどれか一つに触れてみたい」と自ら手を伸ばす。
寝返りも、つかまり立ちも、その子なりの成長段階はありますが、 実はそこには「やってみたい」という本人の選択が隠れています。
離乳食を一口食べて、ペッと吐き出す。
それもまた、その子なりの「好き」という意思表示。 まだ何もできない「保護の対象」に見える赤ちゃんのときから、 子どもは自分なりに、この世界を選び取ろうとしているのです。
私たちは、その「境目」に気づけているでしょうか

親になったばかりの数ヶ月、溢れかえる情報に翻弄され、 何が正解かわからないまま、延々と「親が選んだもの」を提供し続けてはいませんか?
親が「保護」の視点だけで子どもを見ていると、
- 「あれができていない」
- 「これがまだ」
と、足りないところばかりが目に付くようになります。
そして、無意識に他の子と比べて、焦ってしまう。
でも、一度視点を変えてみませんか。
「何ができるか」を目標に育てるのではなく、 「自分で選択する力をつける」ことを子育ての目標にするのです。
もちろん、何かができるようになるのは素晴らしいことです。
けれど、その「できた」という結果が、本人の選択によるものでなければ、 そこから生まれる達成感も、意欲も、本当の意味では育ちません。
もし、あなたが我が子の「自立」を心から願うのであれば。
いずれその子の人生のハンドルを、その子自身に渡さなければならない日が来ます。
ならば今、この瞬間。
目の前の子どもは、何を選択し、何に反応し、何を手にしようとしているのか。 それをじっと「観察」することから始めてみませんか?
次章は9歳までに身につけたい選択する力の真実
私たち大人は、1日に何回の選択をしていると思いますか?
実は、その数は「3万5000回」にものぼると言われています。
次の章では、整理収納教育士の視点から、9歳までに身につけたい「選択する力」の真実についてお話しします。
お楽しみに

